■シェフのランクについて
▶はじめに
▶シェフって何?
▶シェフのランク・階級
▶おわりに
■はじめに
私は某ホテルのCommis Chefとして働いていました。フルタイムだと週38時間労働保障、有給、年金付きです。パートタイムは各自契約によって違いますが週10‐35時間労働保障、有給、年金付き。Casualの場合は労働時間の保証はなし、忙しい時だけ呼ばれて暇になったら呼ばれませんので無収入。有給なし、年金はあります。労働時間保障がない代わりに時給はフルタイムの1.5倍もらえます。ちなみに私の場合はCasual Commis Chef ⇒ Part Time Chef De Partie ⇒ Full Time Commis Chefという順番で契約が変わりました。これからお話しするシェフのランクは私が働いていたホテルでの呼び名、ランクに基づいています。
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■シェフって何?
要は料理人のことです。日本だと洋食の料理人というイメージがありますが、こちらでは寿司職人もSushi Chefと呼ばれています。ちなみに、Chef(シェフ)というのは英語で言うChief、チーフです。組織の長、という意味。
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■シェフのランク・階級
Apprentice(アプレンティス/見習いシェフ)
Cook(コック)
Commis Chef(コミシェフ/シェフ)
Chef de Partie/CDP(シェフデパーティ/部門を任されるシェフ)
Junior Sous Chef(ジュニアスーシェフ/副副料理長?)
Sous Chef(スーシェフ/副料理長)
Chef de Cuisine/CDC(シェフデクイジン/料理長)
さらに、ホテル内など2軒以上のレストランを統括するようになると、
Executive Chef(総料理長)
なんていう役職まであります。また、レストランによっては、CommisとCDPの間にDemi Chefというポジションがあったりします。Demiは半分という意味だそうです。DemiはCommisとCDPの中間という位置で、私が働いていたホテルでは給与が違うだけで扱いとしてはほぼ同じでしたが、Demiはほぼいませんでした。おそらく給料はCDPとほぼ同じなのに責任がCommisと変わらなかったからでしょう。
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■おわりに
私は西洋料理での学校経験は無く、このホテルで働くまでは西洋料理ではApprenticeもCookもやってきませんでした。このホテルに入る際にはChef De Cuisine(ヘッドシェフ)と人事部の女性と三者面接をして、その後イタリア人のヘッドシェフにイタリア料理を3品作るというすごいプレッシャーの料理のテストを受けて、とりあえずCasualのCommis Chefから2014年6月にスタートしました。まあ7年ほど日本食レストランで修行というか経験は積んで来たのでそれを考慮してもらえた、というところでしょう。そして2014年11月にCasualのCommisから同じくCasualのCDPにランクを上げてもらい、お給料もちょっと上がりましたw その後フルタイムになった際にCommisに下がったのですが、本来ならApprenticeからスタートなのかも知れませんけど・・・。それにしても、軍隊みたいですよね、キッチンも。 階級があって、部門別に分かれてて。面白いですよね。仕事は夜だし、週末、祝日もないので家族の時間も持てず、きつい仕事なので好きじゃないとできないですよね。今は電気屋に転職して心底良かったと思っていますよ。笑
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