EV(電気自動車)のチャージャーについて

でんきのおはなし
色々なチャージャー

実は私の会社はパースで一番最初のEVのチャージャー設置専門の会社なんです。なのでTeslaの正規の設置業者として認定されていますし、私も見習いですが、おそらくは1000台は色んなチャージャーを設置しています。見習いとしては多分オーストラリアで一番経験があるのでは、と自負しております。

家庭用のEVチャージャーは基本的にはACチャージャーとなります。DCは基本的には大型になるのと、電力量が大きいので家庭向きではありません。あなたのお家がシングルフェーズなら7kw、スリーフェーズなら11kwの充電量(スピード)となります。(ただし一部の高級車では最大で22kwでの充電が可能です)。あなたのお家がどちらかわからない方はこちらの記事をご覧ください。

あなたのお家はシングルフェーズ?それともスリーフェーズ?そして違いは?

あなたのEVの電池の容量が分かれば、どのくらいで充電が完了するのかすぐわかります。例えば、シングルフェーズのお宅で、70kwの電池容量であれば、70÷7=10なので、0から100%が10時間で完了します。スリーフェーズな②70÷11なので約6時間半です。

プラグはオーストラリアではタイプ2で統一されていますので、どのメーカーのチャージャーを使っても大丈夫です。また、あなたのEVのタイプ2の充電ポートのすぐ下にDCスーパーチャージャー用のポートも一緒についているはずです。

家庭用のACチャージャーでも大きく分けて2種類あります。一つめはTeslaのWall Connectorを主として、MGやMercedes、BMWなどの純正のチャージャー。これはただの充電器で、私たちはDumb Chargerと呼んでいます。これは以下で説明するsmart chargerと区別するためにそう呼んでいるのですが、とにかくソーラーだろうが電力会社(Grid)からだろうが利用可能な電力をどこからでも引っ張ってきます。あとこれはあまり大きな声では言えませんが、MercedesやBMWの純正チャージャーは高いだけでただのDumbチャージャーなので買わない方がいいです。ただのロゴにお金払っているだけなので、同じような金額でSmart Chargerが買えるのでどうしてもロゴが好きな方以外はまったくお勧めしません。また、Dumb Chargerの名の通り、あなたのお家の電力リミットが登録できないので、シングルフェーズの7kw、スリーフェーズの11kwを問答無用で引っ張ってくるので、他に電力使用量の大きな機器と同時に使うとブレーカーが落ちてしまうことがあります。

tesla wall charger

そして上にも出てきたもう一つの種類がSmart Chargerと呼ばれるチャージャーで、こちらのチャージャーはCT(変流器)と呼ばれるセンサー的なものをつけて、電力の出入りをチェックしながら充電できるので、例えばソーラーの余剰電力のみで充電したり、ソーラーと電力会社からの電力量を50:50にしたりと色々調整できるんです。曇ったりしてソーラーからの余剰電力がなくなればチャージしなくなったりもできます。また、あなたの家のマックスの電流量を登録してあるので、例えばインダクションクッカーを使い始めて電力の使用量がマックスに近づいてきたらチャージャーが自動的にチャージスピード(電流量)を減らしてブレーカーが落ちないように調整してくれたりします。あなたのお家が大豪邸だったり、電力量が大きいインダクションクッカーや、プールポンプ、ヒートポンプやスパなどが沢山あるお家、また、22kwまでチャージできる高級車をお持ちの方はこちらのSmart Chargerを選んだ方が絶対にいいです。また将来的に2台目のEV導入を考えていたりしてもう一台チャージャーをつけるかもしれないような場合にも、将来に備えるならこのSmart Chargerを選ぶのをお勧めします。

zappi
smappee
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まだまだ沢山言いたいことはありますが、また次回にしたいと思います。というわけで本日も最後までお付き合いいただきありがとうます。ではまた。

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