電気技師見習いの学校もついに最後の2週間

でんきのおはなし
学校

先週最後の通常の科目が終わり、あとは選択科目を残すのみとなりました。電気技師の学校は、まずは見習いとして雇用されないと入れないのです。雇用主と雇用契約を結んではじめてそこから学校と連絡を取り合って、いつから学校に行くかとか、毎週1回通うのか(Day Release)、それとも3か月毎くらいに2週間まとめて通う(Block Release)のかなど雇用主の都合が良い方で決めたりします。この学校に行っている間ももちろんお給料は支払われますし、学校の費用も基本的には雇用主が払うことになっています。個人経営の場合は最初から全額払うのではなく、見習いのコに最初は払わせて、あとから返す、というやり方もあるようなのですが、私は全額負担してもらっているので詳しくは知りません。

通常の科目を全部筆記と実技の試験をクリアしたので、あとは選択科目。電気通信サービスについてか、計測工学かどちらかを選んで履修する必要があります。電気通信サービスは英語ではTelecommunication servicesで、計測工学はElectrical Instrumentationというらしいですが、両方ともまだ勉強したわけではないのでよくわかりません。通常の科目は週1回か2週間まとめてか選べましたが、この選択科目は2週間まとめてしかないので、来週の月曜からまとめて2週間は学校です。朝8時から午後4時までと長いので、どちらかというと普通に働いている方が私は好きです。が、もちろんちゃんと理論も勉強しないといけませんし、若い頃よりも色んなものに対して興味が湧くので知らないことを習うのも楽しいものです。

大体みんなTelecommunication Services、電気通信サービスのコースを選ぶのですが、私もご多分に漏れずこちらのコースになりました。私が選んだわけではなく、会社のボスが選んだんですが。まあ計測工学の方はよほどニッチな会社でもなければ見習いに2週間も学校に行かせて勉強させる意味はないのかと思います。インターネットのケーブルやTVアンテナのケーブルくらいしか触ったことないので、どんなことを学ぶのかちょっと楽しみですが、知り合いに聞いたところでは結構ややこしいらしいのでしっかり話を聞いてないとついていけないかもしれないです。そもそも英語が母国語ではない時点でかなり不利なところからスタートしてますので、しっかり集中して授業をうけてきます。

前にも少しお話しましたが、見習いは4年。学校は正味2年です。必須科目と選択科目、あとオンラインの科目を1つクリアして、それぞれの科目に紐づいている実地の経験が全部足りて初めて最後のテスト、Capstoneの予約が取れます。この国自体、必要な電気技師の数が全然足りていないのでオーストラリアの政府も、州政府も色んなインセンティブや割引を使って電気技師の数を増やそうとしているんですが、見習いや見習いの前段階のコたちが沢山集まっていて、先生や教室が全然足りないという事態に陥ってしまっているので、この最後のCapstoneの試験も予約しても大体半年待ちだそうです。Capstoneは確か5日間のテストだっとと思います。理論と実技両方ともあります。1発合格は2割程度だったかと記憶してますが、見習い初めて最初の頃の授業でちょっと聞いたくらいなので確かではありません。テスト内容としては一般的なお家での施工を念頭に置かれた内容になってますので、ソーラーパネルばっかりとか、配電盤だけとか、エアコンだけとか、それこそマイニングなどの会社で働いている人たちには少し不利かもしれません。とりあえずまだすべての科目で経験が足りているわけではないので、この2週間の学校が終わったらあとは通常通りは週5で働きながら経験を積んですべての要件をクリアできるよう頑張ります。

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